「スマートシティ・環境円卓会議」のファシリテーション 「スマートシティ・環境円卓会議」のファシリテーション

「スマートシティ・環境円卓会議」の
ファシリテーション

Social Issues
  • 飢餓
  • エネルギー

Issue

課題

食品ロス削減と再生可能エネルギー活用で後れを取る東京

東京都では、年間27万tの食品ロスが発生しており、全国の年間排出量643万tのうち4.7%を占めており、特に、小売や外食での発生量が13万tあり全体の半分程度を占めている。また、エネルギーに関しては、東京は地価が高いため、再生可能エネルギー発電のポテンシャルが低く、電力消費の90%以上を化石燃料に依存し、さらにその大部分は、東京都以外で発電した電力に頼っていました。

 

一方で、デンマークは、国策として食品ロス削減に取り組み、食品ロスの発生量の実態調査、政策立案、官民連携での実行支援を一貫して進めるなど具体的なアクションを取っており、エネルギー政策では、2020年までに、供給電力の50%を風力発電で、2050年までに全エネルギーを再生可能エネルギーで賄う目標を設定していました。さらに出力変動が大きい再生可能エネルギーの大量貯蔵方法として水素活用を掲げており、デンマーク国内外の企業と連携してプロジェクトを推進している。

Approach

解決方法

「スマートシティ・環境円卓会議」への企業誘致とファシリテーション

2017年3月7日、デンマーク王国環境食糧大臣の来日にあわせ、デンマーク大使館・東京都の共催による「スマートシティ・環境円卓会議」が開催され「食品ロス削減に向けて」、「水素社会実現に向けて」というテーマについて関連のある民間企業を交えて議論が行われました。
イーソリューションズは、業界のリーディングカンパニー14 社へ参加を呼び掛け、当日のファシリテーションを担いました。

 

「食品ロス削減に向けて」では、サプライチェーン全体で連携し、ビッグデータやITを活用した情報共有や食品の予測精度向上による食品ロス削減の取り組み、賞味期限等に関する消費者意識改革の必要性が議論しました。

「水素社会実現に向けて」では、水素の安全性、FCV・FCバスといったモビリティでの利用、燃料電池による電気・熱での利用など、既に実用化されている水素活用の紹介、さらに、東京以外の地域で再生可能エネルギーから水素を製造し、東京へ運んで消費することによる低炭素化推進について議論が行われました。

Social Impact

社会の変化