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日本の水産業の現状と
海外先進事例の分析
Social Issues
- 飢餓
- 産業と技術革新
- 海の豊かさ
Issue
課題
「産業化」できていない日本の水産業
日本の水産業は、豊富な水産資源と技術力がありながら、魚介類自給率は59%まで低下しており、136億ドルの輸入超過に陥っています。原因として、小規模経営の漁業者が多く漁船の老朽化が進んでいること、漁業者の減少と高齢化、養殖魚の餌の価格高騰、漁獲枠の未整備などが挙げられます。
Approach
解決方法
先進的なノルウェーの
水産業
ノルウェーの水産業の成功要因として、①漁獲量の確保、②養殖業の効率化、③効果的な販売があります。ノルウェーでは、データを基に隣国との協議を経て個別の漁船に漁獲量を割り当てるIQ方式を導入し、成魚のみを選別して漁獲することで生産性を向上。また、養殖業ではモニタリングや飼料の自社生産、センサーを活用した給餌の最適化が行われており、販売ではネットオークションや国主導のマーケティングが効果を上げています。